和のしつらいが似合う家

(15坪の狭小地3階建て)

「和の家具、和の小物でインテリアコーディネイトできる家にしてほしい」という施主様からのご要望を受け、障子や畳を効果的に使って「洗練された和」を感じる家をデザインしました。開閉式天窓、吹き抜け階段、ガラスの間仕切りなど、プライバシーを確保しながら家全体に光を取り入れる工夫を随所に施しました。障子や間接照明を上手く取り入れ、陰と陽のメリハリがある日本家屋的空間を設計しました。

DATA

1階:玄関/和室

1F

1階和室は客間としても使用。来客を想定し、トイレと布団収納を設けています。玄関には納戸、シューズボックス、布団収納など収納スペースを設けました。

玄関
階段は吹き抜けになっており、天窓からの光が降りてきます。

1階和室
窓を低い位置に設置。茶室のような雰囲気に。へりなし畳、壁紙で和モダンな空間を演出。来客時は客間として使用。

2階:LDK

2F

リビング
階段側の壁面はガラスの間仕切りとなっており、天窓から降りてくる光をとり込めます。階段を視覚的に部屋に取り込むことで空間に奥行きを持たせています。

ダイニング・キッチン
写真前面のフローリング部分はダイニング。「ちゃぶ台を置いて床に直接座るスタイルで使用したい」という施主様の意向を受けて、目線のギャップが大きくならないようキッチンの床を少し下げています。

3階:洗面室・バス/寝室

3F

3階は、洗面室・浴室・寝室を配置したプライベート空間。寝室につながるルーフテラスはプライバシーを考慮して道路から見えないつくりになっています。寝室にはたっぷりサイズのウォークインクローゼットを設けました。洗面室と吹き抜け階段をオープンにし、空間に広がりを持たせています。

屋根の傾斜に内包された、落ち着きのある空間(または寝室)

洗面室
洗面台はデザイン性にこだわって吟味。鏡上部の間接照明が屋根部分の傾斜にあたり、洗練された落ち着いた空間を演出。

ユニットバス

吹き抜け階段

2階部分

1階部分

吹き抜け階段
狭小地住宅でも空間に広がりが感じられるよう、住宅が隣接していても家全体に自然光が差し込むように吹き抜け階段を設けました。階段室上部に天窓を設け、壁面に窓を設置。3階部分の洗面室との間はオープンにし、2階LDKとの間仕切りはガラスとすることで、家全体に自然光をとり込めるようにしています。天窓は開閉式になっており、各界の窓から入ってきた空気は、重力換気で天窓に向かって大きく動き、風の通りを作ってくれます。

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