「仕事」と「暮らしやすさ」を両立させた住まい
「仕事」と「暮らしやすさ」を
両立させた住まい
YouTube配信をされるご主人の仕事場を備えた住空間。仕事関係の来客が多いため、「お客さんの便宜性」と「住まうひとの暮らしやすさ」の両立が課題でした。来客が多い家ならではの間取りと動線の工夫がたくさんつまったリノベ事例になりました。
DATA
- 工事種類
- 物件種別
- 所在地
- 案件名
- 家族構成
- リノベーション
- マンション
- 豊島区
- O様邸
- ご夫婦二人暮らし
- 築年数
- 施工面積
- 間取り
- 工期
- 工事費
- 35年
- 約70㎡
- 2LDK
- 約4ヶ月
- 約2,000万円
LDK
「プライベート空間を心地よく」がLDKの設計方針。和室をつぶし、LDKを拡大。壁の上部に設けた隙間と大きな出窓によって、実際よりも広さを感じる開放的な空間を演出。床には床暖房を設置。出窓とキッチン窓は内窓を設置し断熱性もアップ。居心地のよいLDKを実現しました。
キッチン
壁付けのL型キッチンを対面キッチンに変更。
壁面にハイキャビネットを設置しキッチン収納の充実をはかりました。キッチンとキャビネットの扉をあわせ、統一感のある空間に。
香辛料やキッチン小物、インテリア雑貨を置くスペースとして、窓上部に棚を造作。
間取り・動線
仕事関係の来客が多く「お客さんの便宜性」と「住まうひとの暮らしやすさ」を両立させるための間取り・動線プランが一番の課題になりました。洗面台や間仕切りなどにアイデアを盛り込みました。
Before
After
来客用スペースに色付けしています。
「玄関」→「手洗い」→「トイレ」→「仕事部屋」をまとめて配置し、来客がプライベートゾーンに入らないでも仕事部屋に行ける動線を確保。家族とお客さんの接触を少なくするため、リビングとの間仕切りの天井部分に隙間を設け、リビングにいてもお客さんの動きを感じられるようにしています。また、「玄関からキッチンへの動線」「キッチンと洗濯する脱衣室のアクセス」も考慮し、家事動線もスムーズになるよう設計しています。
通常は脱衣所にあることが多い洗面台ですが、廊下に配置。洗面台の利用の際に脱衣室(プライベート部分)を来客に見せないように配慮しました。暗くなりがちな廊下にリビングからの光を取り入れるために洗面台の上部を開放。天井に隙間があることで、隣室のリビングからは見えませんが、洗面台を使用している気配は感じられるのでお客さんと鉢合わせすることもありません。洗面台横の収納は、来客時のコートやジャケットの収納場所としても使えるように設計しています。
YouTubeの撮影・配信のための仕事部屋。防音扉や防音性の高い壁材、二重窓を使用して「音漏れしない部屋」を実現。
コストを抑えるため、トイレは既存の便器を再利用。
「仕事の機材を置きたい」というご要望があり、玄関土間にシューズクローク兼物置を造作。玄関スペースの消臭・脱臭のため、補助金を利用して壁には白いレンガ調のエコカラットを採用。
補助金活用
「冬寒い家だったので、補助金を使って断熱性を向上したい」というご要望があり、内窓、断熱パネル、エコカラットの設置について、経産省と東京都の補助金の申請をモノリスが代行。合計で1,174,000円の補助金がおりました。
内窓
断熱材
エコカラット
O様邸 補助金活用
事業母体
活用補助金
補助額
国
(経産省)
次世代省エネ建材の
実証支援事業
令和4年
655,000
東京都
既存住宅における
省エネ回収促進事業
519,000
合計 1,174,000
O様邸 補助金活用