子育て世帯が安心して、快適に暮らせる住まい

以前に増築されている築50年の古い戸建てのリノベーション事例。古い家によくある個室に区分けされた間取りと使い勝手のよくない生活動線を大幅に改善。耐震性の脆弱さや結露の問題を改善するため基礎部分の改修と大掛かりな耐震補強を実施。ご家族が安心して暮らせる、機能的で快適な住まいになりました。

DATA

LDK

和室と物置をつぶし、ご家族一緒の時間を過ごせるLDKを設けました。壁付け型キッチンを、お子様と話をしながら料理ができる対面キッチンに変更。

キッチン

キッチン背面に、電子レンジや炊飯器など調理家電がおけるキッチン収納を設置。収納力も豊富。

水まわり

キッチンから洗面室、脱衣所に一直線につながる動線。料理をしながら洗濯もできる、家事をしやすい動線に。

洗面化粧台

トイレ

子供部屋

お姉さんのお部屋。カラフルな壁紙はお姉さんが自分で選びました。

妹さんのお部屋。作り付けのベッドはお姉さんの部屋のでっぱり部分。ベッド上部の小窓でお姉さんの部屋とつながっています。

玄関・ホール・廊下

玄関

姿見付きの玄関収納を設置。

階段

2階廊下

外観

After

Before

リノベーションで問題解決

1

間取りと生活動線の改善

問題

❶個室に区分けされた、古い家によくある間取りになっており、家族が一緒に過ごすゆとりある空間がありませんでした。
❷「和室を通らないとバスルームに行けない」「水回りが使い勝手のよくない配置になっている」など生活動線に大きな問題を抱えていました。

解決

Before

1F

2F

After

1F

2F

❶和室と物置をつぶし、DKを拡大。ご家族がゆったり過ごせる広めのLDKを実現

❷生活動線を見直し、キッチンから洗面室、バスルームに一直線につながる動線に。

❸廊下だったスペースを子供部屋にして有効活用

❹玄関の位置を変更し、駐車・駐輪スペースをリニューアル

Before

After

2

耐震補強(基礎のやりかえ)

問題

❶築50年ちかい建物で基礎は布基礎。後から増築されているところもあり、耐震性に明らかな問題がありました。
❷基礎が布基礎(土のまま)で、増築部分の壁面がブロック塀になっていることで結露が酷い家になっていました。

※布基礎の問題点
・布基礎は面で建物を支えるベタ基礎と比べて耐震性では不利
・ベタ基礎と比べて湿気やシロアリ被害を受けやすい

解決

❶耐震補強には、しっかりした基礎部分が必要。基礎を布基礎からベタ基礎に変更

Before

After

After

❷ベタ基礎の上に、
耐力壁を設けました

❸空間を広くとる部分には柱を入れられないので、太い梁を入れて耐震補強

1F

2F

※耐力壁の箇所に色付けをしています。

❹十分な耐震性を確保するため一部に面材耐力壁を採用。
(筋交いの代わりに構造用合板を使うなど壁全体で支える構造のこと。)

❺耐震診断を実施

3

断熱リノベ

問題

断熱性能がまったく考慮されておらず、冬は寒く、エアコンの効きがよくない家でした。

解決

❶住まいの快適性と省エネを考慮し、1階2階の壁、天井と床に断熱材を設置。断熱方法は柱のあいだに断熱材を設置する内断熱。内断熱は外壁が厚くなることがなく、狭小地でもデザイン性を損なうことなく、断熱をすることができ、外断熱よりも費用が安いというメリットがあります。

壁の断熱材

天井の断熱材

床の断熱材

❷開口部の断熱も実施。リビング、個室などに断熱窓を設置。

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