落ち着きと洗練。時を味わう、和モダンのプライベート空間。
落ち着きと洗練。時を味わう、
和モダンのプライベート空間。
「レトロ感がある和モダンなテイストを取り入れたい」「明るすぎない落ち着きのある空間にしてほしい」というお客様のご要望を反映。天井や壁のクロス、照明、収納扉にこだわり、細部にまでお客様の理想を追求しました。落ち着いた色調で統一された室内は、まるで時を重ねたかのような、味わい深い空間になりました。


DATA
- 工事種類
- 物件種別
- 所在地
- 案件名
- 家族構成
- リノベーション
- 戸建(三階建の一階部分)
- 荒川区
- K様邸
- ご夫婦二人暮らし
- 築年数
- 施工面積
- 工期
- 工事費
- 25年
- 約36㎡
- 約1ヶ月
- 約350万円
洋室(書斎)

照明はすべてダウンライトに変更。室内の光量を抑えることで、心安らぐ空間を演出しました。天井のクロスにはブルーグレーを採用。通常、天井の色が暗いと閉塞感が生まれがちですが、今回は落ち着きのある空間とするために、あえて濃い色を選定。塗り壁風の壁紙は、上品なグレーをセレクト。天井と壁の境には、濃い茶色の廻り縁をつけ、レトロな雰囲気をプラスしました。

最もこだわったのは収納扉。施主様からご提供いただいた複数のイメージ写真を参考に、木の種類、塗料の色と着色時の木目の見え方、楯桟の太さなど、細部に至るまで検討を重ね、最終的にタモ材の突板にタモ無垢材の楯桟を組み合わせたものに決定しました。写真左手の飾り棚も同素材・同色で製作。扉と飾り棚の素材と色をあわせることで、空間全体の調和も図りました。


収納扉の色については、塗装職人さんと施主様と共に、現場にて天井や壁クロスの実際の色を見ながら検討。色調のバランスとレトロ感の演出を考慮し、当初予定していた茶色から、深みのあるモスグリーンへと変更。深みのあるモスグリーンを作るため、塗装職人さんに複数の色を調合していただきました。
廊 下

廊下の天井にも暗めのクロスを採用し、照明はダウンライトのみとすることで、落ち着きのある空間を演出。壁面にはピクチャーレールを設置し、壁に穴を開けることなく、絵や写真を自由に飾れるようにしました。

廊下の突き当たりには手洗い場を設け、帰宅後の手洗いをスムーズに行えるよう利便性を高めました。特にお孫様が遊びに来られた際に重宝されるとのことです。
間取り

After
施主様の声
こだわりの収納扉が特に気に入っています。現場で職人さんと一緒に色の調合から決めることができ、ものづくりに参加できた喜びと納得感でいっぱいです。あの収納扉は、もはや家具と同じだと思っているので、将来家を建て替えることになったとしても、扉だけは捨てずに取っておくつもりです。他にも、飾り棚が既存の家具と高さや幅がぴったりなことも喜んでいます。書斎としてだけでなく応接室としても使える洋室になって、本当に満足しています。