収納アイデアで片付く住まい
子どもの成長にともなうリノベ事例。75 ㎡程の一般的な 3LDK の間取りに家族 4 人で暮らしていた N 様。二人の子どもが成長し少々手狭になったことを機に、子供部屋の増設と収納量を増やすためのリノベーションを行いました。メインテーマは「片付く住まい」。空間を効率的に活用するための収納アイデアを数多く盛り込みました。
DATA
- 工事種類
- 物件種別
- 所在地
- 案件名
- 家族構成
- リノベーション
- マンション
- 荒川区
- N様邸
- ご夫婦・お子様二人
- 築年数
- 施工面積
- 間取り
- 工期
- 工事費
- 13年
- 約58㎡
- 4LDK
- 約2ヶ月
- 約700万円
LDK
Before(施工前)
After(施工後)
子供二人の部屋として使用していた洋間一室の壁を撤去し、 リビングにつながる小上がりの和室(奥様の寝室)に変更。
Before(施工前)
After(施工後)
間仕切りの障子を開けると、Beforeよりも広々として開放的なリビングに。和室とのつながりを意識してリビングには障子を採用。和モダンなトーンを演出。貼り替えの手間を省くため、通常の4倍程度の強度の障子紙を使用。障子は断熱性の向上や結露防止にもなり、快適性もアップにも貢献。壁面の収納兼TV台はオリジナルで造作しています。
収 納
子どもさんの成長に伴い手狭になった空間をより効率的に使用するため、収納の充実が課題となりました。単に収納スペースを増やすだけでなく、空間の有効活用や使い勝手を追求。アイデアあふれる収納プランを目指しました。
空間をより効率的に使用するため、床レベルを上げて床下収納を新設。小上がりの前は引出し、後ろは跳ね上げの収納に。壁面いっぱいに本棚も造作。
Before(施工前)
蔵書が多いご主人の部屋(書斎兼寝室)は、たくさんの本を収納するために「コの字型の本棚」を造作。ベッドサイドの本棚の下部はPCや周辺機器を置くためのスペースとして想定。棚が空洞になっており、ベッドの横からも、デスク上に手が届くようになっています。
間仕切りの凸凹によって生じたスペースを使って、納戸・ウォークインクローゼットを新設。普段あまり使わないものは奥の棚に、頻繁に出し入れするものを手前の棚に。奥と手前で別々に棚板を動かせる可動棚を設置。洋服を丈ごとに分けて効率よく収納するために、一般宅ではあまり採用することのない、店舗用の可動パイプハンガーを採用。
玄関の間仕切りを変更し、玄関収納を拡大。
Before
収納スペースに色付けしています。
After
間取り変更
子供部屋を増やすための間取り変更も今回のリノベの重要なテーマ。部屋数を増やすと通風や採光が不十分な部屋ができてしまうため、閉塞感のある空間にならないための工夫が必要でした。
Before
After
お母さまの部屋と納戸スペースを使って、子供部屋を2つ設けました。
四方を壁で囲まれてしまう兄部屋は廊下側に上げ下げできる框戸を設置し、光と風の通り道に。弟部屋との間仕切り壁にも框戸を設け閉塞感の解消を心掛けました。